半夏生(はんげしょうず)

365日
BAの絵手紙🌟歳時記

半夏生(はんげしょうず)

さて、検査結果は
残したままだが
大きな壁は
またひとつ超えた

いつか
病気にはなるだろう

早くわかればなおのこと安心

そう考えて

あしたから
気分は
サマーバケーション🐳

術後すぐに退院のくせに
2週間はシャワー浴にして
って言うくらいやけど

こうもひっきりなしに
空いたベッドは
数時間後にうまる
稼働率

そうじの業者さんの
バタバタがすさまじい

きのう、手術室へは
点滴ひきながら
歩いて入った

手術室なんてもんじゃない

手術塔だ!

硬いバリケードの
塔の門をくぐれば
別世界

オペ着のドクターたちがウヨウヨ
オペ室看護士たちが
もっとウヨウヨ

デカイ
テレビドラマのオペ現場どころやない

手術のためだけの
ワンフロアに
おののく

さすが
ドクターヘリをもち
高度救命救急センターをうたう
専門の砦に
感動する

ゲートをくぐるたび
名前をいう
手術名称をいう

あたしの腕に巻いた
身分証のバーコードを
ピッと読み取る

なんども確認

若い先生が
ふかふかの
広々とした部屋の
ど真ん中にある
ベッドへ座れといざなう

最高級の羽毛に すっぽりくるまれ
カラダは 宙に浮いている
どの面もなにかに着いてない
みたことないベッドに
寝る

最終確認で
名前を言う
手術名称を言う
イソジンアレルギーを言う

すべて確認済みです
イソジンの代わりに

効き慣れない消毒薬の名前と
ミリ数を
手術室専属スタッフが
告げるさまは

宇宙船のシップみたいだ

あたしのドクターは
キャプテンハーロックか

麻酔科のドクターと看護士みて
ホッとする
きのうの打ち合わせよろしく
いざ本番

あたしのドクターがまだ
こないうちに
いや、きてすぐだろう

眠くなりますの合図で
フーッと長い息を吐き
宇宙をただようイメージで
すばらしく
気持ちがいい眠りへと
入っていった

ベッドごと
若い先生と病棟看護士が
あたしに声をかけながら
無事おわりましたよ
おかえりなさいと
足早に
長い渡り廊下をすべらせ
手術室専用エレベーターを押す

あのオペ室待ちで
スタッフステーションの前で
緊張でサイコーに血圧が
あがりながら
待たんでよかったやん

あー
あの空間なら
また行きたい

いや、ダメダメ
いきたくない

コトダマに聴かれてないか。

診察で
丁寧なまったく痛みをともなわない
技術に安心していた
キャプテンハーロックは
きのうみたいな12時間手術は
週一で やっていると言ってた


それに比べて
あたしの
軽いオペを
引き受けてくれて
ありがとう


いや、まずは
この、産科、婦人科病棟は
らん
あお
れい
の3人を りおんが信頼する
ドクターとともに
3番目なんて
コロナ禍でも
産んだ場所だ

りおんのドクターの
開業医であるお父さんが
市の
子宮頚がんの受診で
異常無しだが
要精密検査にしたのは
不正出血だけでなく
子宮内膜が正常より
2ミリ硬皮したのを
長年のキャリアで 見逃さなかったから

若い先生が
なぜ、子宮頚がんの市の
異常無しの検診から
ここにこれたかを
不思議がっていたくらい

数値には出ない異常なしを
診察だけで
見過ごさない

今回 悪いものが出ても
早期の可能性高く
出なくても
先々出る可能性も高い

どちらにしても
定期的に
調べていくらしい

職場の検診がないから
市の検診は
しっかりいこう

まだまだ手のいる
家族がいるから




BA’z LIFE

絵手紙でつづる大切な日の記録

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