お通夜

365日
BAの絵手紙🌟歳時記

7月13日

きのう
仕事が終わった足で
GIの叔父さんの お通夜へと
熊本に向かった

まだ78才だから
若い

あたしの叔父さんとの出会いは
18才
エスティーモードシャネルに
入社して
毎晩のように飲みに食べに
連れて行ってくれた
バブリー時代へと
さかのぼる

いま、ビクターレコードから
デビューしてる歌手の
けいこさんと
背が高〜いから
おっきいみほちゃんと
あたしはまだ
今の体重のちょうど半分しかない時代で
ちっちゃいみほちゃんと言う

貴重〜な時代

熊本 新市街から下通りは わが道顔で 
のさばってた

いまも写真がある
ベレー帽で〆にアイスクリームの
串揚げを揚げてくれてる
写真

そこが
いっぱい店を持っていた
おじちゃんの串揚げ専門店
串揚げ楯己だった

通夜にいくまえ
そうだ!と
おっきいみほちゃんに
久しぶりにLINEした

土曜日に 楯己にいったばかりだった

いつか
いっしょに行こうと
言ってたのに
叶わなかったね


楯己のおじちゃんのスナックに
まだ りおんが3才くらいのころ
当時の大垣のエステの若いスタッフも
慰安旅行で
連れて行ってくれたのが
いまのダンナ

その頃は
まさか 家族になるなんて
思いもしなかった

楯己のおじちゃんは
バッテン荒川顔負けの
流暢な熊本弁で

腹を抱えて笑湧かせてくれるほどの
魅力的な
夜のエンターテイメント
熊本の夜を深く知る人は
みんな知ってる 存在だ

うちのダンナも
昔は それはおもしろく
人を笑わせた
やはり血だなあと
いま思う

家族がわから
みれば
おかあさんの四つ上のお兄さん

いっしょに串揚げ楯己に
いけば やんちゃなかわいい妹の
家族で
それは よくしてもらった

でも 家族の話しじゃない
おじちゃんの話が
もっともっと
聞きたかったなあ〜

ダンナは
怒られた記憶ばかりを
通夜でも 娘のいとこと話してた

通夜の時間帯に遅れたから
控え室で 久しぶりに親戚一同と
会えてホッとする安堵感

先程終わった祭壇は
立派で
熊本の夜の人たちが
駆けつけたんだろうと
想像した

おかあさんは
斎場に泊まるといい
夜通し むかし話に花が咲くだろう

おかあさんちの親戚の
通夜は
それはにぎやかで
笑い声が絶えず
斎場の人に まえも
よく叱られた

静かにしてくださいと

エネルギーあふれる
生き方をしてきた人たちの
歴史は すさまじいのだ


悲しみに暮れる間もなく
故人をしのび
笑い合う

まだ
おぉ〜!!来たかと
話しかけて起き出すんやないかと
思うくらい
おだやかな 表情で眠りについた

安らかにお眠りください

BA’z LIFE

絵手紙でつづる大切な日の記録

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