小鹿田焼の里

師走の名の通り
12月に
皿山へ
師と スケッチに出かけるという
無謀な 冒険

寒いっ
山登りの格好してきたけれど
登り窯が描きたいふたりは
道挟んだ 日陰しかない

あなたもここ?
わたしも

小鹿田焼でこれを描きたかったの

黙々と 描き続ける

昼の音楽が流れ出し
窯元さんたちも ひるごはん

なんばかきよっと〜
寒かろー
ひなたで 描かんね
と声かけてくれる


若奥さんが
さっと ホッカイロを取りに戻り
手渡してくれた

すごい気づかい
すばらしい

師が 江戸時代の石塔 神社の鳥居の
片方だけのこる門柱らしきものに
目がいく

ご主人に尋ねられると
皿山の歴史で いちばん古い
江戸時代のものは
これしかないから
何かは定かでないけれど
大切に残しとりますとのこと

さすが
古い石に刻まれた
字が読めるって
さすがっ

ここで
スケッチしてたひと
いるんですよ!

だれでしょう?

棟方志功!!

北九州 いのちのたび博物館で
棟方志功展みたときに
録画ビデオで
ガンガン描きまくってたんですよ!!

やっぱりここだよね!

さむっ

大きな和紙を広げて
色塗りまで

ほら!
おじさんも描いた!

どら!
ほーっ おるおる!

緑のお兄さんも!

おじさんって、
柳宗悦が 広めた
日本 民藝の 小鹿田焼の窯元をつかまえて
笑いあう

たのしー

おにぎりを🍙車の中で食べながら
すこし
あったまったら
また スケッチ

師はまだ
大判にかきたそうだが

ハガキにかきますというと

すこし残念そうに
そうね、もう広げないわよね

そんな
すべてが たのしー

つぎは
作業中を
かきにきまーす!!

窯元に約束した

それにしても
好きよね〜
12月にくるなんて

あたしの先生は
私はやめとく 暖かくなってまた
誘ってねと
素早く断ってた 笑っ

冬の皿山は
いつもよりまして
唐臼の音が
冬枯れに響き渡っていた


365日
BAの絵手紙🌟歳時記
12月15日

BA’z LIFE

絵手紙でつづる大切な日の記録

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