りおんが生まれるまで
本なんて めくれば眠くなるものでしか なかった
二人きりになったとき
さみしくてやりきれなくて
どうしようもない状況に
いた時
図書館の司書さんから
渡された 漫画がついた
小学いちにねんって書いてある小公女セーラ
ハァー、たしかに
わたしに読める本ありますか?ってたずねたよ、
それにしても
なんで 児童図書コーナーから
これ?
そのさいごの これ?
だけ 声にした
読んだことありますか?
いいえ。
じゃあ、はいっ!!
手渡された
バカにして〜と思った本さえ
読んだことがない
デカい字で半分マンガ
その夜、感動した
ペイジをめくれば
物語の世界へ じぶんが入っていき 世知辛い浮世のことなんか すっかり忘れられた
読みました
じゃあ、これ。
図書館へ通うようになり
どれだけの本を読んだだろう
そろそろ上に行きましょうか
上って 児童図書ではない
ものすごい量のオトナの本が並ぶ重々しいフロア〜
いゃ〜読めません
手渡されたのは
住井すゑ 橋のない川
全5巻だったか、、、
あなたなら
もう読めますよ
一気に読んだ
大垣の図書館から
さまざまな 本の扉を開いて行った
ここ数年、50の声を聞いたとたん、両目2.5のよく見えた目がかすみ、文字が読みづらくなり 本離れしてた
せいぜい新聞読むくらい
けれど
やうちブラザーズからの
ジョニーデップのMINAMATAからの水俣へゆき、ユージンスミスの写真展から、水俣病資料館、そしていま石牟礼道子へと
つながり
まずは、手当たり次第 図書館の本から読み始める
な、な、なんと
杉本栄子さんが
頻繁にでてくる!
そしてきのう、
長男 肇ちゃんが
はっきりでてきた
石牟礼道子さんが
通う杉本家こそ
あたしがいま、いちばん会いたい
やうちブラザーズ
の家だった
何これ!
うれしすぎる
泣きそう
何が好きかって
方言の中にある魂の叫び
荒れ狂う海をかき沈めた女神の魂が
あちこちでいま
開花しはじめた
おもしろい
息が詰まるほどの
重々しい中の生き様に
出会えて
うれしくて仕方ない
365日
BAの絵手紙🌟歳時記
2月12日
0コメント